代表挨拶

「進め、はあとの会」
2025年4月1日をもって特定非営利活動法人法人障がい者はあとの会は、社会福祉法人はあとの会に生まれ変わりました。社会福祉法人はあとの会は左京共同作業所の創立から40年の歴史をもつ「障がい者はあとの会」の理念や事業を継承し、新たな法人形態のもとで一層の発展をめざそうとしています。社会福祉法人はあとの会は利用者やその家族の皆様、働く職員の皆様の思いを大切にして事業運営に取り組むとともに、全ての個人が基本的人権を有する主体として尊重され、幸福を追求できる社会がつくられるように活動します。そのためには、不断の努力が必要であることを肝にめいじて。社会福祉法人はあとの会設立申請趣意書の文言を掲げ、多くの皆様のご理解を賜りたいと思います。あわせて、多くの皆様の変わらぬご支援とご鞭撻をよろしくお願いいたします。進め はあとの会!!
理事長 青木郁夫
(社会福祉法人はあとの会設立申請趣意書より抜粋)
「障がい者はあとの会」の前身「左京共同作業所」は、1984年重度障がい者とその家族が養護学校卒業後の居場所として出発した。当時の制度のもとでは、その運営は経済的にも苦しく、親の無償の愛情と先人たちの熱意に支えられてきた。2006年に障害者自立支援法が制定され、経営の危機に直面していた「左京共同作業所」にとっては飛躍の年となった。この年にNPO法人格を取得し、指定事業所として、①地域での生活介護としてのデイサービス、②自立訓練及び親のレスパイト対応のショートスティ、③訪問や外出支援など在宅生活を支えるヘルパーステーションの三つの事業を、公的援助のもとに順次開設し、利用者のニーズに寄り添ってきた。さらに、2013年障害者総合支援法の制定を期に、④多様なサービス利用の計画を立てる相談支援事業、⑤設立当初からの念願であったグループホームを開設するまで事業を発展させてきた。2021年には自己所有するデイサービスはあとの会を新築した。また、事業に携わる職員の能力・スキルの向上のための研修や資格取得補助を継続して行ってきた。この面では「きょうと福祉人材育成認証」を得るに至っている。また、今後の課題でもあるが、法人の理念である「誰もが幸せに豊かに生きる」ことができる共生社会を実現するためには、事業所自体が地域に溶け込み、地域の一員として認知・受容され、そして地域の福祉問題に積極的に関わることで「地域の福祉拠点」としての役割を果たせると考えている。法人の理念に沿って前へ進み、どんな状況にも対応できる、地域に根付いた盤石な組織を作り、そして経営を安定・強化するためにも社会福祉法人の設立が必要であると考え、設立認可を申請するものである。