代表挨拶
「進め、はあとの会」
はじまりは昭和59年、障がい者とその家族が養護学校卒業後の居場所として立ち上げた共同作業所でした。社会に出て安心して過ごせる居場所、頼れる仲間とのつながりを求めて、家族達が創った私設の事業所でした。その根底には親の無償の愛があります。その思いや願いに共感し、希望の実現のために私たちは一緒に歩み続けてきました。
創設者の初代理事長松葉弘氏は、私たちに「進め、はあとの会」という言葉を遺されました。日々成長していくこの子らと、共に成長し継続してほしいという純粋な親の願いです。その願いは心の核となって私たちを励まし突き進む原動力となってきました。
「新しい制度に守られた活動の場が欲しい…」の願いからデイサービス(生活介護)が生まれした。「時にはお泊りして自立への準備を…」の思いからショートステイ(短期入所)が生まれました。「入浴の介助や外出、余暇の楽しみが欲しい…」の願いからヘルパーステーション(居宅介護)が生まれました。「親亡き後はどうなるの…」の思いからグループホームが生まれました。いつも身近で声を聴き、家族も支援者も一緒になって行動し、様々な方面からの援助に恵まれて新しい事業につながり、今の「はあとの会」があります。
「はあとの会」は温かい心の集まりを意味しています。私たちの熱い思いだけでは乗り越えられなかったことも、たくさんの温かい心に支えられ助けていただきました。皆様のこれまでのご恩を忘れず、これからも精進してまいります。どうぞ末永く皆様の温かいご支援ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人 障がい者はあとの会
理事長 西村三代